甘い罠 -R18-

彼と土曜日に会った時、何をするかはもうわかっていた。でも、心の中でどこかひっかかっていた。だから少しだけ慎重に。離婚して、遊び人に叶わぬ恋をして、もうこれ以上傷つきたくはない。いや、単に私を大切に扱ってほしいだけ。全ての命がそう扱われる権利があるように…

軽いキスから始まったそれは、いつの間にか体をつたっていた。

首にキスされることがこんなにも気持ちいいなんて。

でも、そこにあるはずの何かはナイと空気感でわかった。

彼のそれは私の中に入ろうとしたが、私は可愛く断った。

でも、2人の動きを止めるものは、私の”NO”以外何もなかった。

彼のことまだまだ知らないことがたくさんあるのに

彼の上で自分と宇宙との繋がりを堪能した。

そして彼もまた、私の蜜を少しだけ味わいながら最骨頂に達した。

でも、まだ心も体の芯も私にぴったりとくっついている感覚がなんとも愛おしく思えた。まだ彼と交換はできない。

次の週、私の友達から急にテキストがきた。

>あいつ女いるよ

ある程度予測はしていた。身なりも職もそれなりにいい独身男性が何も遊んでいないとは考えにくい。でも彼からは彼女はいないときいていた。

SNSを見ていると、真剣交際に発展しているかどうかははっきりしていないが、何か確かなものがそこにあるのは確実だった。

好きではないと思っていたが胸のあたりがキュッと締め付けられたようだった。一度相手の写真をみてしまうとなんとも厄介な気分になってしまう。

その日彼からお誘いテキストがあったが、なんだか行く気がせず断っておいて正解だったらしい。次の土曜に会う約束もしたが、もう断ることにしよう。

彼が誘ってきた日に、友達がSNSをストーキングしてくれていて、私は自分を完全に捧げることなく終わらせることができる。若干曇りがかった心になったことは否めないが、荒れ模様にならずに済んだのだ。

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